【発達障害×コールセンター】相手の言ってることがわからない…聞き取りの壁と苦しかった体験談

体験談

オフィスワーク・コールセンターで勤務している女性従業員のイメージ画像

ファンキーガイ・リョウ
ファンキーガイ・リョウ

ちなみに持病や疾患を抱えててもわりかし、入りやすいコールセンター業界だけど発達が絡むと難しいんだよね

菅原 晴美
菅原 晴美

そうなんですか?

ファンキーガイ・リョウ
ファンキーガイ・リョウ

マニュアルは読めるけど、いざ対応となると。電話先の相手に合わせて、ヒアリングや問題解決するのが求められるんだが

菅原 晴美
菅原 晴美

お年寄りとか難しい感じです?

ファンキーガイ・リョウ
ファンキーガイ・リョウ

いや、基本マニュアルのトークスクリプト通りに終わらない問題全般。

Aを客にきかれて、こっちがそれをAのことと理解するのが凄まじく大変

菅原 晴美
菅原 晴美

リョウさん普通に対応できてる感じしますけど……そうなんですか?

ファンキーガイ・リョウ
ファンキーガイ・リョウ

合う合わないの相性も勿論あるけれど、どう考えても一般レベルに達していない明らかに能力・適正不足を感じた点だね。


【発達障害×コールセンター】相手の言ってることがわからない…聞き取りの壁と苦しかった体験談

※この記事は実体験をもとにした内容です。PRリンクを含みます。


☁️導入:電話対応=ラクそう…と思ったあなたへ

こんにちは、ファンキーガイ・リョウです。

「電話応対だけなら、できるかもしれない」
「在宅でできるコールセンターって、発達障害でも向いてるんじゃ?」

…そんな希望を抱えて、私がコールセンター業務を始めたときのことを、今日は正直にお話ししようと思います。

結論から言うと、【相手の話が理解できず、指導員から注意多動をふざけてると思われて、パワハラを受けて辞めました】

この記事は「電話ならできそう」と思っている発達障害当事者に向けて、“やってみて初めて気づいた落とし穴”を共有するためのものです。


📞第1章:「聞き取れない」のは気のせいじゃなかった

1-1. 音声処理の苦手さが明確に出る

発達障害の特性の一つに「音声情報の処理の難しさ」があります。

特にADHD(注意欠如多動性障害)やASD(自閉スペクトラム症)の傾向がある人は、こういった場面で困難を感じやすいです。

私の場合、相手の言葉を聞いていても、頭の中で処理が追いつかない。

  • 「えっ、いまなんて言った?」
  • 「数字の羅列が理解できない」
  • 「話してる相手の要件が途中でわからなくなる」
  • 「相手の質問に答えたつもりが答えてなかった」

そんなことが1日のうちに何度も起こります。

1-2. 相手は見えない=情報が減る

コールセンターは「相手の表情が見えない」「身振り手振りもない」という“音だけ”のやりとりです。

だから一般の接客業に比べて、難しいとされる業種でもあり。顔の見えない相手へのクレームに繋がりやすさからストレス耐性が問われる仕事でもあります。

  • 相手が怒ってるのか、困ってるのか、わかりづらい
  • 言い直しや間の取り方でさえ、気づけなかった

私は「言葉で空気を読む」というのが非常に苦手で、電話対応という環境がむしろ向いていなかったのです。

聴力の問題なのか!?

最初に私が疑ったのは、聴力。何かに反応して聴き取れなくなってる可能性があること。

ですが、実際は異常なし。

主治医曰く「脳の処理と機能が落ちてるから、聞こえてるけど聞き取る集中力がない」との事でした。

電話は難なくできてるから「コールセンターにいこう!」と思ってる、発達障碍者らは注意です。

対等な立場でする通話と、オペレーターとお客様という立場でする通話は完全に難しさは難しいです。

 


⚡第2章:ヒアリングが苦手だと、地獄が始まる

2-1. 上司からの「なぜ聞けないの?」攻撃

ミスが増える → クレームにつながる → 上司に詰められる
このループが何度も繰り返されます。

「何が悪いかって全部悪い!」
「なんであんな案内になるの!」
「なんでそんな簡単なこともわからないんだよ、私の時間を奪うな」

……パワハラの始まりでした。

上司は私が“怠けている”と思い込んでいたんです。

研修の時から「注意多動が目立っており」目をつけられていたんですね。

でも実際は、脳の処理特性が原因で“どうしてもできなかった”んです。

※この時はかろうじて出社できたが鬱状態もつよかったので、いつもよりひどい状態だったと思われます。

2-2. 注意力の分散とマルチタスク地獄

  • お客さんの話を聞く
  • CRM(顧客管理システム)を操作する
  • マニュアルを探す
  • クレームを未然に防ぐ

この「同時進行」が私には非常に厳しかった。

また作業スーペースに機材を置いて詰め込み過ぎてるので、思うように作業ができない!

パソコンスペックが低すぎて、自分のタイピング速度に追いつけないレベルなのもあって、ミスが連発。

気づいたら話を聞き漏らしていたり、入力がズレていたり、操作ミスして怒られたり…。


💥第3章:結局ぼくは辞めた…でも、学びがあった

3-1. 発達障害にとって「合う環境」は重要

「自分はダメなんだ」と思いがちですが、
実は「自分の特性に合っていないだけ」というケースがとても多いです。

  • 目で見て判断できるルーチンワークの方が合う
  • 人と話すなら、対面やチャットの方が安心
  • 対面で聞く方がまだ楽
  • 誰もいない自分のペースで出来る仕事

※発達障害の傾向と方向性、自己分析必須です。

3-2. 無理に合わせる必要はない

就労移行支援や障害者雇用の選択肢もあります。

  • 自分の「苦手」を理解してくれる環境
  • 「聞き取りが苦手でもOKな仕事」がある職場
  • 自分の得意分野を活かせる仕事(事務、清掃、倉庫内作業など)

無理にコールセンターにしがみつかなくても、自分の道はあります。

※コールセンターはマルチタスクを求められます。


🌱まとめ:「電話だからできる」は思い込みだった

電話=ラクそう、というイメージは、実はかなりハードルが高い仕事でした。

  • 音声処理が苦手なら要注意
  • 注意散漫になりやすい人には不向き
  • 早めに辞めても自己否定しないで

もし今、電話業務にストレスを感じているなら
【向いていない可能性】を考えるのも大事な一歩です。


💡具体的なアクション

🔹まずは自己理解を深めよう:
→ 発達障害の診断やグレーゾーンなら、就労移行の無料相談を使うのも手。

🔹就職・転職を考えている人へ:
→ 発達障害者専門の求人サイトや就労支援サービスを活用することで、ミスマッチを減らせます。

🔹おすすめリンク(PR)

上記は就労支援と、大手がやってる障碍者雇用に強いエージェントサービスです。

就労支援はあなたの特徴や傷病の状態を把握する助けをして、それを元に就労をどう安定させるかのヒントを一緒に探してくれます。

また転職エージェントも同様で、あなたの向き不向き、「絶対避けたい職場」などをヒアリングして、紹介先や紹介先担当者とやり取りをしてくれるケースが多いです。

(過去に一般の転職エージェントで、安倍元総理大臣と同じ潰瘍性大腸炎の方が採用されたケースもあります)


最後にあなたに向いてるものさえ見つけられれば戦える

向き不向き、「障害の傾向」で社交的か内向的か、みんなそれぞれ違います。

なので、不必要に「合わない職場にしがみつく」必要はありません。

これが現場作業で、労災リスクを抱えながらだったらもう本当に最悪です。

まず、何があってるのか分からない人は「就労支援」で適正と、傷病理解をしましょう。

やりたいことと適性がもうわかってるなら、エージェントに希望を全部ぶつけて探してみましょう。

深く考えすぎず、できるところを探して行こうぜ!


 

 

 

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