※この記事は「私の体験も紹介してください」という情報提供を元に記事にしてます。
※PRを含みます。

今回はリョウも考えたことはある気になっていた業界なんだけど。珍しくこのブログの読者から「こいう事例」もぜひ取り上げてほしいという経験談だ

どういうお仕事なんですか?

軽自動車のバンで荷物を運ぶ仕事だな、ただ雇用スタイルは個人事業主として荷主と契約してやる感じだ。
ただ、実際は支払いが思ったよりかかり、自己負担や建て替えの多い仕事でもあり、単身者には向かないと聞いてて思ったね

うーん、そもそもですが……
私達みたいな疾患の人には厳しい気がするんですが……

うん、俺もそう思う。今にして思えばわかるけど、伝票とか個人情報とかあのあたりの管理がヤバそう

その方の場合、どういう失敗なのか気になりますね

まあ、一般で働いてたら我々も起こりうる問題、ただ個人事業主だとそれで済ませられない内容かな?
収入保障されてるわけじゃないから死活問題だし。保険関連もあって車両保険と貨物保険ぐらいだろうから……責任問題にはヤバイ話になりそうだな
障害者でも“独立”って言われたけど…詐欺だった!業務委託という名の落とし穴【提供体験談】
※この記事は、読者の方から寄せられた実体験をもとに執筆しています。
📌はじめに|「独立=自由」ではなかった現実
「車も月4万円で経費になるんで、用意しますしすぐに月30万以上稼げますよ!」
そんな甘い言葉に誘われて、個人事業主スタイルで軽配送業の仕事を始めたAさん(20代・発達障害・男性)。
仕事の内容は、軽バンを使った個人配送業務。いわゆる「業務委託契約」で、配送会社の一員として荷物を届ける仕事です。
しかし、始めてみると…
- 聞いていた単価と実際の単価が違う
- 支給されるはずの車や機材が不完全
(修理費や代車費用は自腹) - 現場の担当者とのやりとりが困難(希望が反映されないなど、聴いてた話と違うなど)
といった、“想定外のトラブル”が続出。
この記事では、Aさんの体験を通じて、障害者が業務委託という働き方を選ぶ際の注意点と、詐欺的な契約の見抜き方について解説します。
🚚第1章|「業務委託」=自由な働き方、ではない
近年、副業解禁やフリーランス促進の流れから、「業務委託」という言葉を耳にすることが増えました。
確かに、働き方の柔軟性や収入の上限がない点は魅力的です。
しかし!
✅「業務委託」は“雇用”ではない
- 社会保険なし
- 最低賃金の保証なし
- 事故やミスはすべて自己責任
- 自分で確定申告が必要だから経費や領収書管理が必須
という「超・自己責任型」の働き方なのです。
特に障害がある方の場合、
- 説明の理解に時間がかかる
- 現場での臨機応変な対応が苦手
- 交通事故などのトラブル多し
- 領収書管理・伝票管理(顧客・届け先個人情報)などが難しいケースがあり
といった特性による壁が生まれやすく、リスクが大きくなります。
💥第2章|こんなはずじゃなかった…現場でのトラブル事例
Aさんが実際に経験したのは、以下のような状況でした。
❌【契約時】「1個あたり○○円」と聞いていたのに…
→ 現場では「エリアによって違う」と言われ、単価が実際より大幅に安かった。
❌【支給車両】「無料貸与」と言われたのに…
→ 実際にはリース代・保険代が月数万円引かれていた。
❌【報酬】「20万円以上」と言われたが…
→ 初月は車両リース、燃料代など差し引きで実質9万円台。
😨 発達障害ゆえの「交渉の難しさ」
Aさんは、
- 急な指示変更に混乱する
- 曖昧な指示内容を理解できない
- 担当者と電話で話すのが苦手
- 契約書をよく読めない
といった特性を抱えており、
「おかしいな?」と思って会社の人と大いに揉めたそうです。
彼の場合、契約書をしっかり見ながら話し合いもできていない事から、会社としても重要な仕事を任せられないとして単価の安い仕事ばかりに回されたようです。
🛑第3章|騙されないためのチェックリスト
業務委託という働き方を検討する方に、以下のポイントをぜひ押さえてほしいです:
✅ 契約前のチェックポイント
- 単価・歩合はエリアで変わらないか?
- 車両費・保険・燃料費など“実費”の項目は?リースの場合は故障の場合どっちもちか?
- 契約書を紙で交わしているか?
- 体調不良時の代替手段はあるか?
✅ 自分の特性との相性を考える
- マルチタスクへの対応力は必要?
- 指示が曖昧なとき、どうフォローされる?
- 体力や認知負荷は大きすぎない?
- 交渉事をきちんとできているか?
🔁まとめ|“自由”の裏には“孤独”がある
業務委託=自由で高収入、というイメージは魅力的です。
でも、
自由の裏には「責任」と「孤独」がある
という現実も、知っておいてほしいのです。
Aさんの体験は、きっと多くの方の参考になるはずです。
実際、ファンキーガイ・リョウも考えていた軽配送
この業界はリョウも考えた事があり、数年前に応募してコロナで流れた仕事でもあります。
Aさんの体験談は、自分にも起こりうる問題ですし。
障碍者雇用でないなら、間に入ってくれる人もいないから雇用条件をしっかり理解してアドバイスしてくれる支援員もいません。
その点で、そいう事もあるのかと思い。
騙されないために、就労支援・相談支援員などで間に入ってくれる体制を作ったほうがいいかもしれません。
働く未来をあきらめない就労移行支援【パーソルチャレンジ・ミラトレ】
たとえば、就労支援移行は全国的にも展開力があり、継続のために支援が充実しています。
例えば、軽自動車配送のお仕事でも契約書や、単価の話……。
また会社側が「30万かせげますよ!」 と言われて、もうその気になってる発達障碍者は多いです。
でも就労支援のサービスで、面談の同行が得られていれば……そのとなりで冷静に「一日数百個配らないといけませんが、どの程度の範囲でやるんですか?」と分析して聞いてくれます。
「え!?一日数百個!?」こうして、想像力の足りない発達障碍者は、その金額を稼ぐための配らないといけない具体的個数にようやくたどり着きます。
「待機時間とかもあるんですか?」などなど、その障碍者が思いつかない要素に気付いてくれるんです。
会社「えっと案件によっては3~4時間ほど……」
支援員「じゃあ朝から夜基本に働くとして、3時間は稼ぎにならない空白時間が発生するんですね」
などもあります。
運転に慣れていて、配送するにあたり、最低限の能力があるならいいですが……。信用していいクライアントかどうかは、障碍者は分からない事がおおいのです。
(これはクライアントに限った話でなく作業所や事業所にも同じことが言えます)
もし、個人事業スタイルの配送業をしたいのなら、就労支援の面接同行サービスを活用するのが一番安全ですね。
※就労支援の拠点によっては、人的リソースがなくてやってない事もあるので選ぶ際はきちんと「面接の同行が得られるかどうか?」を確認しましょう。
勿論、見つかるとは限りませんが、自力で探すより騙されたり借金を背負うリスクから解放されます。
発達の傾向では個人事業主スタイルは厳しい
実際、私リョウが調べて周ってる当たりでは……個人事業主スタイルって、自己責任が多い!
確定申告で経費も纏めないといけない、計算も必要、時期も守らないといけない。あとから納めないといけない税金や消費税がかかってくる。
これにはすでに個人でやってる障碍者もいるので、賛否がありますが……。
注意多動、発達がADHD関連ならば私としてはまず勧めないです💦
それならまだ発達に理解のある精神雇用を探した方がいいです。もくは上記配送業でも積極的に運転技能のある障碍者をサポートするようなところですね。
発達障害専門のトレーニングだから働き続ける力が身につく【atGPジョブトレ 発達障害コース】
精神なのか発達なのかで、また難しさや難易度の方向性はかわってきますが……。
それでも上記のように障碍者に理解あるエージェントが探してくれる、マッチングの力は自力でやるのとでは本当に労力とリソースが違います。
場合によっては自力でやって、決まらない&キャパを越えてしまって悪化させるリスクもあります。
任せるところは任せる、頼れるところはまず頼る。ここから始めるのを私はお勧めします。
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