
やっぱり、就労支援かA型作業所なのかなあ……

晴美ちゃん、どうした?なんか悩み事?

あ、リョウさん!実は生活保護を受ける予定なんですが、就労支援か作業所で迷ってまして……

あー、なるほどねえ……。
晴美ちゃんがどうしたいかで変わってくるが、最初は落ち着くまで就労支援の無賃金をやるか、もしくはB型で様子を見たほうがいいよ

そうなんですか?

そうそう、晴美ちゃん確か障害年金も該当してるから、生保でも面倒なことになりやすいからさ
生活保護受給者の就労支援はA型?B型?|働き方と選び方を徹底解説
生活保護を受けながら働く場合、就労継続支援A型・B型、そして障害者雇用といった選択肢があります。
また働くための準備をする、就労支援移行もあります。
しかし、自分の状況や目指す将来像によって、どの働き方が合うかは大きく異なります。
この記事では、生活保護受給中でも安心して働ける方法と、自立を目指す人のための就労支援の選び方を解説します。
生活保護と就労支援の関係|受給中でも働けるの?
生活保護受給者でも、条件を守れば働くことは可能です。
生活保護受給中の就労ルールと就労控除
生活保護には「就労控除」という仕組みがあります。
これは、働いて得た収入の一部を生活保護費の減額対象から外す制度で、一定額までは働いた分がそのまま手元に残ります。
- 単身世帯の場合:おおむね月1.5〜2万円程度が就労控除対象
- 世帯構成や扶養人数によって変動
働きすぎるとどうなる?収入と保護費の関係
収入が増えれば、その分生活保護費は減額されます。
目安として、生活保護基準額を超える収入が継続すると受給が停止されます。
自立支援プログラムと福祉サービスの役割
生活保護受給者が安定して働けるよう、就労支援センターやハローワーク、福祉事業所が連携して支援してくれます。
就労継続支援B型とは|生活保護受給中におすすめの理由
B型作業所の特徴と仕事内容
B型は雇用契約を結ばず、利用者が自分のペースで作業できる就労支援サービスです。
主な作業は軽作業や内職、清掃、リサイクル作業など。
工賃の平均と収入の目安
全国平均で月工賃は約1〜2万円。
この金額であれば、就労控除内に収まり、生活保護費に影響しにくいのが特徴です。
中には工賃が安い分、送迎があったり昼に昼食の出る作業所が多かったりします。
生保の就労控除内で働けるメリット
- 保護費を大きく減らさずに社会参加できる
- 体力や生活リズムを整えるリハビリ的役割
こんな人にB型は向いている
- 長時間勤務が難しい人
- 体調や障害の影響で勤務日数が限られる人
- まずは生活リズムを整えたい人
- 昼食代の食費を減らして生活保護を極限まで利用したい人
(障碍者年金2級以上なら、障碍者加算もはいります)
就労継続支援A型とは|生活保護脱却や自立を目指す人向け
A型作業所の雇用形態と最低賃金保証
A型は雇用契約を結び、最低賃金が保証されます。
フルタイムやパート勤務など、働き方は事業所によって異なります。
社会保険や雇用契約の有無
一定時間以上の勤務で社会保険加入が可能。
安定した労働環境を確保しながら働けます。
場所によっては正社員と同等の責任を、最低賃金で求められる場所もあり、アタリハズレがあるのが問題点ですね。
働きながらスキルアップできる仕組み
事務作業や軽作業のほか、パソコンスキルや接客業務など、一般就労に近い経験が積めます。
ただし、障碍者年金が出ている場合、生活保護の上限を超えてしまうため、打ち切りになることもあります。
A型が向いているケース
- 将来的に生活保護からの脱却を目指す人
- 安定収入と職歴を積みたい人
- 社会保険を利用したい人
- 障碍者年金と合わせて自活が可能かもしれない人
障害者雇用という選択肢|企業就労で安定収入を得る
障害者雇用枠の仕事内容と条件
企業が法定雇用率に基づき募集する障害者向けの求人です。
事務、軽作業、IT、接客など多様な職種があります。
生活保護との併用はできる?
初期段階では併用可能ですが、一定以上の収入で受給停止になる可能性が高いです。
障害者雇用で生活が安定するまでの流れ
- まずは週20時間〜の勤務で慣れる
- 体力・スキルに応じて勤務時間を増やす
- 将来的にフルタイムで完全自活も可能
A型・B型・障害者雇用の違いを徹底比較
項目 | B型 | A型 | 障害者雇用 |
---|---|---|---|
雇用契約 | なし | あり | あり |
平均収入 | 月1〜2万円 | 月8〜12万円 | 月12〜20万円以上 |
社会保険 | なし | 条件付きで加入 | 条件付きで加入 |
就労時間 | 自由・短時間 | 4〜6時間程度 | 4〜8時間 |
目的 | 社会参加・リハビリ | 自立・収入増 | 安定収入・キャリア |
生活保護受給者が就労支援を選ぶときの注意点
就労許可とケースワーカーへの相談
働く前には必ずケースワーカーに相談し、収入申告や就労許可を得ることが必要です。
※リョウは取ったことがないですが採用の連絡をして、収入申告と稼働届けの事後報告で終わりました。また就労支援は全部相談員さんがやり取りも「支援計画書」もやってくれました。
無理のない働き方を選ぶための基準
- 体調や通院状況
- 通勤手段や距離
- 家事や生活との両立
失敗しないための情報収集方法
- 見学・体験利用を必ず行う
- 複数事業所を比較して選ぶ
- 実際に通っている利用者の声を聞く
まとめ|自分の状況に合わせて最適な就労支援を選ぼう
生活保護受給中は、収入や体調に応じてB型・A型・障害者雇用を選ぶことが大切です。
- B型:控除内で安心して社会参加
- A型:脱却や自立を目指す
- 障害者雇用:安定収入とキャリア形成(将来的に脱却)
焦らず、自分に合ったペースで働き方を見つけましょう。
リョウのお勧め就労支援活用方法、発達が診断されて間もないケース
リョウのお勧めとしては、発症が分かってから間もない人、また一般で今まで生活してきた人にはどうしていいか分からない人も多いと思います。
そのまめ、まずは自己分析・病気理解・傾向把握を掴んで、就労のヒントに繋げてくれる就労支援移行を活用するのをお勧めします。
就労支援を活用したからと言って、障碍者雇用につかないといけないという事はありません。
向き不向き、持病の傾向を掴んだうえで、作業所を見学して、自分に合う作業と作業所を選ぶのが私リョウのお勧めです。
就労支援移行は工賃が出ないので、生保的にも影響はありませんしね。
こちらは全部、全国展開で定評ある大手の就労移行支援サービスの事業所です。

ぶっちゃけ、障害なんて10年たって理解できたつもりになっても。
その上の酷さに悪化、さらに状況は下に行くことはザラにある。だから俺は自分を理解するため、これらの事業所を活用することにした
リョウの場合は「 どういう事がやりたいですか?」と聞かれても、本音としては「何ができるかわかりません」が正直なところです。
それを見つけるところが、就労支援移行という訓練の場と、カリキュラムの1つなんです。
注意点 就労支援移行について
これはリョウの事業所がたまたまキャパのある場所だったのかも?しれませんが。私は「適正の理解・持病の把握・傾向理解」と富んでるカリキュラムを受けてます。
ただ調べてみると……全国的に、こういうことをやってるからと、その地域でそれが出来ているとは限りません。
事業所のキャパやスタッフの質、また利用者の問題もあるため、キャパオーバーで出来ていないところもあるそうです。
そのため絶対に見学とできるなら体験は絶対しましょう。
見るべき点
・スタッフの人数にたいして利用者の多さ
・ちゃんと回っているかどうか?
・カリキュラムや予定表を確認させてもらう
個人的にこれらは絶対にした方がいいと思います。
詳しく過去記事で触れてるので興味があるなら、こちらからどうぞ!

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