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車屋を辞めた後は色々フラフラしながら、バイトばかりしてたなあ

そうなんですね

あ、でも一回こんな俺でもスーツ着る仕事はしたぞ!

え?リョウさんが、スーツ?

意外だろ、まあ誰でも受かる携帯電話の飛び込み営業だったんだがな

飛込って家に来るんですか?

いや、個人宅にいくとなんか法律に触れちゃうから、法律をかいくぐるのに働いてる人や法人向けって事にして、店に突撃して働いてる個人に売りつけるのよ

迷惑な話ですね

クレーム数もダントツだったからな、まあでもお勧めはしない仕事だってのは間違いないwちなみに一か月で40台売り上げたんだぜ!
ただ、店に飛び込んで開口一番、「会社にクレーム入れるぞ」はよくあった。どうぞどうぞって感じだったけどなこっちとしては

リョウさん、持病とか無かったらすごい人になってたのでは……
携帯電話飛び込み営業の話
こんにちは、ファンキーガイ・リョウです。
私は現在、精神障害者手帳を取得しながら、障害者雇用を体調で転々としながら働いています。
今回は、まだ手帳も診断もなかった頃に経験した「携帯電話の法人営業(完全飛び込み)」のお話です。
この体験が、これから一般雇用を目指す方や「自分にもできるか?」と悩んでいる発達障害当事者の方の参考になればと思い、綴っていきます。
第1章:飛び込み営業という現場、売る相手は法人?それとも個人?
私が当時配属されたのは、「法人営業」と聞いていた部署でした。
しかし、実際にやることは「法人向け」という名目のもと、町の中小企業や店舗、時にはそこで働く個人にまで飛び込みで営業をかけるスタイル。
つまり「飛び込み個人営業」そのものでした。
当時はまだスマホが珍しく、ガラケー主流の時代。
無理な売り方でも、一定の成績は出せてしまった時代背景もあります。
でも、それが「向いている仕事だった」とは決して言えません。
第2章:ADHDに不向きな工程、契約書・スマホ設定を「1回で覚えろ」?
この仕事でつまずいたのは、販売後の「契約処理」でした。
●スマホ設定を“1回で覚える”前提の教育
営業マンはマニュアルとかはなく、自分で1台スマホを契約して、その手順を覚えます。
社用携帯やデモ機というのが無いので、練習用・デモ機用・設定など契約手続き、この一台ですべて体験して覚える必要があるのです。
画面の遷移・アプリ設定・メールアドレスやパスワードの登録まで、すべて一度きりの体験で「マスターしてね」と言われるのです。
私はADHD傾向が強く、短期記憶やマルチタスクが苦手。
メモを取っても抜けやミスが多く、現場でお客様の前で設定を間違えるリスクが常にありました。
最終的には「ショップに持ち込む」という裏技を使いましたが、
これは会社公認の対応ではなく、いわばグレーな手段でした。
第3章:契約書ミスは命取り。紙ベースに潜む罠
当時の契約書はすべて紙。デジタルではなく「手書きの契約書」で管理していました。
この契約書、最初に自分で1台契約するときに「1回だけ書き方を教わる」だけで、あとは実戦です。
しかも、記載ミスをすると訂正印が必要で、場合によっては最初からやり直し。
私は一人のお客様に、記載漏れや書類の不足で「5回以上」再訪問する羽目になりました。
今思えば、会社の指導不足や教育不足もあれど、続いたらこれは典型的なADHD由来の不注意の積み重ねです。
ミスが続くとリカバリーに時間をとられて、営業でノルマをクリアする時間が減るので、なかなか痛手なんですよね。
第4章:唯一のメリットは「自由度の高さ」だが…
正直、この仕事には良い面もありました。
それは「ノルマさえ達成すれば、自由が利く」という点です。
1日1台、3ヶ月目からは1日2台という成績さえ出していれば、あとはどこで過ごしても文句は言われません。
たとえば、カラオケで仮眠したり、漫画喫茶で時間を潰したりと、スケジュールを自分で組める自由さがあったのです。
でも、それはあくまで「毎日ノルマを達成していれば」の話。
体調が不安定になりがちな双極性障害や、波のある集中力を持つADHDの人間にとって、これは大きなハードルです。
勿論双極でそう状態になり、エネルギッシュでハイになり、ノルマをこなせる可能性は十分にあります。ただ抑うつ状態時期にもそれができるかが問題になります。
第5章:この経験を経て気づいた、向き・不向き
営業という仕事は、「売る瞬間」だけを切り取れば、意外と向いていたかもしれません。
明るく話す、人の懐に入る、勢いで引き込む、という点では手応えもありました。
でも、実際の仕事は「売った後」が本番。
・正確な契約処理
・書類の管理
・手続きの流れを理解し、間違いなく説明する力
・携帯会社特有のコロコロ変わるシステムや規則に対応する力
実際、私の会社は入社して3日目に「65歳以上に携帯を売ったらダメになった」り「朝に販売を奨励してた商品が昼には売っちゃダメ」となったり、振り回され続けました。
こういった作業は、発達特性や精神疾患の影響で抜け漏れが多い私にとっては、常にプレッシャーでした。
極端に言うと毎月40人に携帯が売れたとしたら、40人分のミスが起きて、その後フォローで訪問するのに時間を取られて、毎日23時すぎまで残業でした。
(当時はみなし残業のため残業代は出ず)
訂正印のもらい忘れ、身分証明書類の裏面コピー忘れ、クーリングオフ説明証明のサイン貰い忘れなど。
当時はどうして抜けるのだろうと不思議でしょうがなかったです。
第6章:障害者雇用との違いと「自分に合う働き方」
この経験を経て思ったのは、「働き方の選び方」は本当に大切だということ。
現在の私は、障害者雇用で事務系を多く経験しています。
ただ、やはり環境に馴染めなかったり、システムについていけなかったりとで、
職を転々として向いてる場所を探す状態です。
ちなみに一点だけ、携帯会社も障碍者雇用があるのならば……
配慮ある形で働ける可能性もあるので、完全に諦めたほうがいいという話ではありません。
また私の体験した会社はあくまで、特殊な携帯会社だったと思ってください。
※また精神系の障碍者求人では場所によっては仕事を求めるというよりは、勤怠の出勤率を重視される傾向が大きくも感じます。
まとめ:もし今、一般雇用か障害者雇用かで悩んでいるなら
もしこの記事を読んでいるあなたが、「自分にはどっちの働き方が合っているのだろう」と悩んでいるのなら、まずは過去の自分の失敗やストレスを振り返ってみてください。
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どんなときにミスが起きたか
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どんな仕事にやりがいを感じたか
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どんな環境で落ち着いて働けたか
そして、自分に合うペースで働ける環境があるなら、それは「甘え」ではありません。
私も最初は「もっと頑張れば一般雇用でもいけるかも」と無理をして失敗しました。
でも今は、自分の特性を理解し、それに合った場所で働くことの大切さを実感しています。
※また一般だと障害をオープン(明かす)かクローズ(内緒にするか)で変わってきます。
✅次にできる一歩
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今の仕事に違和感を感じているなら、「障害者雇用の求人サイト」を一度のぞいてみましょう。
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ハローワークに相談してみるのも手です。「精神・発達障害」に特化した支援窓口もあります。(地域担当でアタリハズレあり)
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転職エージェントの中には、発達障害や精神疾患に理解のあるところもあります(例:atGP、dodaチャレンジなど)。
- 相談支援室を通して就労支援などを活用する。
※就労支援は生活リズムや自分の疾患分析、また面接の支援員同行などのサービスがあるため、障害雇用に結びつきやすさがあります。
それほど時間をかけずに、障碍者求人を見たりエージェントに希望にあう場所を見つけて欲しい方は以下の障碍者転職サービスを使うといいです。
こちらかなり長い間、この業界で活躍しているサービスで、障碍者求人のマガジンみたいなのも定期的に配送して、障碍者の働く姿を見せ。
あう業界にいければ、障碍者も輝けるとPRしてきた実績があります。
こちらは大手エージェントサイトで、シークレット求人も多いまさに大手です。
そこの障碍者特化エージェントなので、ノウハウもツテも期待できる、障碍者エージェントトップ5に入るかもしれないポテンシャルのあるエージェントサービスです。
(担当者により対応にばらつきがある可能性はあります💦)
【パーソルチャレンジ・ミラトレ】働く未来をあきらめない就労移行支援
こちらは就労支援です。どういう人が通えばいいのかリョウなりに、特徴をあげてみたいと思います。
リョウが思う就労支援の使ったほうがいい障碍者
- 疾患などで働き方に迷っている人
- 障害が分かってからフルタイムで働きたいけど適性が分からない人
- 自分がどういう特徴があって特性があるか把握しきれてない人
- 躁鬱・統合失調症などのコントロールや付き合い方がまだわかってない人
- フルタイムにつきたいけど、何をすればいいのか分からない障碍者
- 比較的時間があるとか、障害年金・生活保護で焦る必要のない人
- 未成年・社会経験のない若い人
これらに当てはまるなら、就労支援でじっくり準備してから働くのをお勧めします。
就労支援を経てもやはり、大手がきまったのに体調の波で定着できないなんて人も実際にいます。
ちなみに障碍者手帳がないと使えない!と思ってる人もいるのですが、意外とこういうところは障害手帳がなくても相談に乗ってもらえる場合もあります。
(障害年金対象傷病だけど、手帳の対象じゃない病気は案外あります)
この記事が参考になれば幸いです!
以上、ファンキーガイ・リョウでした!
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