(※本記事は体験談であり、医療・法務・労務の助言ではありません。必要に応じ専門家へご相談ください。※PR含みます)
【体験談】中古車営業は向く?色覚異常×ADHD×双極性で感じたリアルとリスク
要点サマリー(先出し)
- 色覚異常は「会社が求める仕上げレベル」で一気に難易度が上がる。微妙な色差判定・ツヤ出し基準が厳しい現場は特にきつい。
- ADHDの注意多動は工場作業で労災リスク。私はコンパウンドのチューブをポリッシャーで飛ばし、同僚に当たりかけた「ヒヤリハット」を経験。
- 営業特化部署でも運転・契約事務の壁。客車の移動や書類の見落とし、役所手続きの遅延が双極性には強いプレッシャーになる。
※PR/体験談のため、個人の所感が含まれます。求人選び・配慮交渉はエージェントや支援機関の活用を推奨します。


導入:私はこう見ている—「まともな会社」でも、合わない仕事はある
こんにちは、ファンキーガイ・リョウです。
私は55歳、発達障害(ADHD)と双極性障害を抱えながら、それに気づかないまま複数の仕事を経験してきました。
ここでは、私が働いた中古車営業の現場で、色覚異常/ADHD/双極性がどう響いたのか、体験に基づいて正直に書きます。
結論から言うと、会社が求めるレベルと担当部署の性質次第で、難易度もリスクも大きく変わります。
第1章:会社が求める「仕上げレベル」で、色覚異常は一気にきつくなる
私がいたのは少人数の中古車販売。営業といっても、現場では工場寄りの実務(洗車・磨き・内装清掃・軽板金補助など)が重くのしかかります。
ここでカギになるのが、仕上げの基準(レベル)です。
- 色差の微調整・ツヤの追い込みを厳密に求める会社:色覚異常にはきつい。
- 検査工程がダブルチェック制、色判定を他者が最終確認:まだ戦える。
- 時間をかけてでも新車に近づけるレベルの美装を要求する→色彩感覚から無理。
私はある日、黄色いセーム革を「緑っぽい」と言ってしまい、周囲がざわついた。
そこから色覚の疑いが表面化。私自身、子どもの頃の検査で薄々は気づいていたけれど、費用の事情で診断に至らないまま大人になっていたんです。
現場は正直。求めるレベルが高いほど、色覚異常は露わになりやすいと痛感しました。
第2章:ADHD×工場作業=ヒヤリハット増。私の「コンパウンド飛散」事件
ADHDの私には、注意が散りやすい/一点に没頭しすぎるという二面性があります。
ある日、ボディ磨きのポリッシャーを回していた時、近くに置いていたコンパウンドのチューブが回転に巻き込まれ、勢いよく飛んでいきました。
同僚に当たりかけた瞬間、メカニックに怒鳴られた言葉が忘れられません。
「目に当たってたらどうすんだ! 失明してたらお前、責任取れんのか!?」
これはもう、労災になりうるレベル。
正直、怒られたことより、「命に関わる」と腹に落ちたショックのほうが大きかった。ADHDの注意多動×回転工具・溶剤・シャーシ周りは、リスクが跳ね上がります。
安全配慮の設計(人と動線の分離/危険物の定位置化/監督付き訓練/保護具)があっても、ゼロにし切れない残差が残る——これが私の実感です。

印象に残ってるのは注意力を注意されるたびに、自分では集中してやってるつもりでも同じ注意をされる。
アドバイスを求めたとき。そのメカニックさん曰く「センスが無ければ何しようと無理よ」との言葉。遺伝子レベルの問題なら、そりゃ無理だと今になって腑に落ちました。

センス、私達には厳しいけど。一番現実的な言葉かもしれませんね……。
第3章:営業特化部署なら“ワンチャン”?——ただし「運転」と「契約事務」の壁
「じゃあ営業特化の部署なら?」——確かに、板金・磨きが少ないポジションなら体力的・技術的な負荷は下がります。た
だ、別の壁が立ちはだかる。
1) 運転リスク(客の車/試乗/構内移動)
- 注意が散る場面での車両接触・物損。特にお客様の車は一発アウト。
- 納車・回送・試乗の同乗対応など、緊張と即応が連続する。
2) 契約・法的手続きの見落とし(時間との戦い)
- 契約書の条項/印鑑漏れ/添付書類のチェック漏れリスク。
- 車庫証明/名義変更/自賠責・重登録など、役所手続きは時間がかかる。窓口での待ち時間→客対応が圧迫→納期のプレッシャー。
これは私の考えですが、双極性だとこのプレッシャーが波に直結しやすい。
上がれば焦り、下がれば動けない。「営業は工場より安全」とは一概に言えず、違う質のリスクがあるのです。
基本給+歩合、客先への移動の交通が自家用車など、場合により代車が足りなくて営業の自家用車を客に貸与するケースもある。

発達は大なり小なり、こだわりの強い人が多い。客の香料や自分のスペースである車を他人に委ねることの抵抗感も当然、考慮する必要がある。
第4章:向いている人/向いていない人(私なりの目安)
観点 | 向いている人 | 向いていない人 |
---|---|---|
仕上げ基準 | 色差・ツヤの微妙な違いを見分けられる/他者確認で最終判断OK | 色覚に不安があり、最終色判定を一人で担う現場 |
作業安全 | 回転工具・溶剤の安全手順を徹底できる | 注意が散りやすい/没頭で周囲が見えなくなる |
運転業務 | 構内移動や回送で無事故の自信がある | 注意散漫で車間・死角に不安(客車の取扱いは特に危険) |
事務・法務 | 契約書の条項チェックが苦にならない | 見落としが多い/役所の待ち時間と客対応の両立が強いストレス |
第5章:それでも続けたいなら——配慮設計と役割分担
- 色覚配慮:最終色判定を別担当がダブルチェック/照明環境の標準化。
- 安全動線:回転工具の周辺に物を置かないゾーンを明確化/保護具の常時着用。
- 運転ルール:客車は原則扱わない、場内移動はベテラン同伴など。
- 事務の抜け対策:チェックリスト&二者承認(契約・印鑑・添付書類)。
- 波への備え:繁忙時は営業補助(見積作成・在庫登録)に回すなど、役割の可変化。
現実には、これらを求人票・就業規則・現場手順に落とす調整が必要です。
私は今になって思うのが求人問い合わせ段階だと、化学物質過敏症という致命的な不一致があるのでまあ難しいけど。
それさえなければ、配慮の翻訳が得意なエージェントを使うべきだったと今は思っています。
おおて転職エージェントとの系列なので、抱える案件数は豊富!希望の条件の見つかりやすい母体があり、担当者でアタリを引ければかなりのフォローが得られます。
中には面接で同行して貰えたケースもあるようで、就労移行支援を除いて考えると。障碍者向けエージェントの中では利用した感想としては頭が一つ二つほど抜きんでてるイメージが強いです。
第6章:退職という選択—「命を守る」ために
私は社長からやんわりと退職を勧められ、3か月で退職。
悔しさはあったけれど、あのまま続けていたら誰かを傷つけたかもしれないし、私自身も壊れていたかもしれない。
今ははっきり言えます。「合わない仕事から降りる」のは、弱さではなく判断力だと。

何度でもいうが熱意や好みで、ある程度経験で埋められるものはある。ただそのために、犠牲者を出したり犠牲者になるリスクが付きまとうなら。
その仕事につく「センス(必要技能能力)」がないと思って、諦める方が安全ではあると思う。
まとめ:私の結論
- 色覚異常は、会社が求める仕上げレベル次第で難易度が跳ね上がる。
- ADHDの注意多動は、工場作業で労災リスク。私は「コンパウンド飛散」のヒヤリハットで現実を知った。
- 営業特化でも、運転・契約事務・役所手続きの壁は残る。双極性にはプレッシャーが強い。
- 続けるなら配慮設計と役割分担を。無理なら降りる勇気を。
同じ悩みを持つあなたへ。あなたの特性に合う場所は必ずあります。必要なら、障害者の就職・転職なら【dodaチャレンジ】や支援機関と、今の不安を言語化するところから始めましょう。
勿論、自分の向き不向きを整理するのに就労移行支援を活用するのも一つの手です。
障がいのある方への就労移行支援【パーソルチャレンジ・ミラトレ】

実際の所、私の体感では「好き嫌い・興味関心」と「向き・不向き」は全く違う。
これらを混同しがちなのが発達と双極性の組わせで起きやすいこと。なので整理するため就労移行支援で整理するのは近道の一つでもあります。

歌とか好きでカラオケとかもよく行くけど、うまい下手の問題をイメージすれば近いですかね?

言いたいことはわかるし、イメージしやすいものとしてはそれが近いかもね。
FAQ(よくある質問)
Q. 中古車「営業」なのに、なぜ工場作業が多い?
A. 自社に整備工場のある小規模店ほど兼務になりがち。仕上げや構内移動も含めて“現場総合職”になるケースが多いからです。
Q. 色覚異常でもできる?
A. 最終色判定を別担当にする、照明を標準化する等の配慮があれば可能性はあります。レベル要求が高い店は厳しい。
Q. ADHDでも安全に働ける方法は?
A. 危険作業を外す、物の定位置化・動線分離・二者確認などヒューマンエラー対策を現場で徹底すること。
Q. 双極性で営業は無理?
A. 断言はできませんが、納期・クレーム・役所待ちなど時間圧の強い場面が多く、波との相性が悪いことがある、というのが私の実感です。お客さんに納車が間に合わないなんて、トラブルが常に隣り合わせ。
※裏方担当でそういう手続きや車庫証明、場合により司法書士に委託してる会社ならばこの辺りは軽減されるかもしれません。
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