50代女性が就労移行支援で再就職|体験談と成功のポイント

就労支援

はじめに

「就労移行支援」と聞くと、厳しい訓練所のようなイメージや「体力のある人だけが対象」という誤解を持たれることがあります。

もしくは作業所と混同して、知的障害をもつ大人が「うー・あー」と言ってるイメージの方もいたりします。


しかし実際には、精神障害や長期ブランクを抱える方でも、自分のペースで再就職に繋げられる仕組みが整っています。

今回は、Iさん(50代女性・一児の母/統合失調症による退職経験)の体験を通して、就労移行支援のリアルな姿をご紹介します。


Iさんの背景

  • 40代で統合失調症により退職。数年間のブランクがあった

  • 50代になり障害者手帳を所持していたが「そろそろ働きたい」と焦りを感じていた

  • かかりつけ医から就労移行支援のパンフレットを受け取り、無料であることをきっかけに見学・体験へ


利用のきっかけと決意

就労移行支援の見学や体験は無料で受けられることが基本的に多く、Iさんも「まずは試してみよう」と足を運びました。

  • ビジネスマナー研修:社会経験があってもブランクで忘れがちな基礎を再確認

  • パソコン基礎訓練:WordやExcelなど、Iさんが退職してからしばらく触れていなかったスキルをリカバリー

「これならもう一度社会に戻れるかもしれない」と感じ、利用を決意しました。


訓練内容とサポート体制

Iさんが体験した就労移行支援では、以下のサポートが用意されていました。

  • PCスキル研修(Word/Excel/メール作法)

  • ビジネスマナー研修(言葉遣い・電話対応など)

  • 模擬面接・履歴書添削(実践的サポート)

  • 面接同行(職員が同席して安心感を補強)

また、珍しいことに昼食の提供もありました。


一般的にB型事業所では昼食が出ることが多いですが、就労移行支援では稀なケースです。

A型でも少なくとも、私リョウは聞いたことはありません。


利用の成果、かかった期間や積み重ねたもの

約1年の利用を経て、Iさんは事務職として採用されました。

  • 自身の障害についてまとめた「配慮事項資料」を作成し、企業に提示できた

  • 事業所が応募先企業へ人物紹介状を提出してくれた

  • 「支援をきちんと活用すれば、それ自体が評価につながる」と実感できた


Iさんの気づき

Iさんは次のように語っています。

「障害があるから無理だと思っていたけれど、支援を通じて自分を整理し直せた。
それを言葉にして相手に伝えられたことが大きかった。」

就労移行支援は単なる訓練ではなく、自己理解を深め、安心して働くための橋渡しとなったのです。

※ちなみにリョウが2級の重さで、作業所でなくて就労移行支援を選んだのはこのカリキュラムの中にある、自己理解分析が目的だったりします。


まとめ|就労移行支援は“再出発の場”

  • 見学・体験は無料で気軽に利用できる

  • PC・マナー・面接対策など、再スタートに必要な基礎を学べる

  • 配慮事項の整理や紹介状など、企業との橋渡し機能もある

  • 定着しやすい、また持病が悪化しないように定期的に就労移行支援からアフターフォローのあるところもあります。

Iさんのように「もう一度働きたい」と思った時が、再出発のタイミングです。

ファンキーガイ・リョウ
ファンキーガイ・リョウ

ちなみに場所によるが、若い人が勿論多いところもあるけど。意外と利用者、また過去利用してた人の情報を見ていたら……

 

40代とか30代とか珍しくない、だから50代の俺もすんなり抵抗なく受け入れてくれたんだろうな

菅原 晴美
菅原 晴美

資料を見せてもらったけど、リョウさんみたいな年齢までクローズで頑張ってた人も限界を感じて利用とかあるんですね……

私もやろうかな……

ファンキーガイ・リョウ
ファンキーガイ・リョウ

正直、リョウの時は今更この年で就労移行支援?もう手遅れだろうと思ったもんだけど。

珍しくないのを知っていたから相談員さんの提案に「作業所のA・Bと就労支援」が普通に入ったんだね

 


次に読むべき記事

Iさんの体験談を通して「自分も試してみたい」と思った方へ。

実はファンキーガイ・リョウも就労移行支援を経験してます!見るポイント、またリョウみたく相談支援室の相談支援員に同行してもらって。

一緒に見学や体験をするというルートもあるんです。見る目が二人になるんで、自分に気づかない問題や気になる点に気付いてもらえるメリットがあります。

併せて、こういうのがあったらやばい!という、注意点も記載した記事もありますのでご参考にしてください。

実際に体験して感じたこと、注意しておくと役立つことを事前に知っておくと、より安心して就労移行支援を活用できます。

 

 

 

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