
生活保護×就労移行|“お金が回らない”を今週で止める家計リセット術
※本記事は体験と一般的な情報に基づくガイドです。制度・費用・支援の内容は自治体や事業所で異なります。決める前に必ず、担当支援員・事業所で確認してください。
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はじめに|あなたは怠けてたわけじゃない。生活が変わっただけだよ
通所が始まると、財布が静かに軽くなる。
理由は“あなたが弱いから”じゃない。生活の設計が変わったからです。家にいる時間が長いときは、一日一食でも何とか回っていた。でも、就労移行に通いだすと——
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毎日、飲み物がいる
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昼食を用意するか買うか、どちらにせよお金が動く
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交通費は往復分が積み上がる
活動量が増えると、体はガソリン(エネルギー)を欲しがる。
ここで我慢しすぎると、午後に力が抜けて、帰りにコンビニでどか買い。結果、高くつく。
だから今日ここで、“がんばる”じゃなく“設計を変える”。それだけで、お金も体力も、ちゃんと味方にできます。
どこで崩れる?——3分でわかる、あなたの漏れポイント
飲み物
自販機で1日2本。たったそれだけで月6,000円近く飛ぶこともある。
水筒を満タンで出発、帰宅したらすぐ洗う。これを“儀式”にしよう。粉末ドリンクを家で入れれば味も飽きない。

水筒が無い場合、ペットボトルを買ったとして……それを捨てずに洗って使いまわすのが安上がりです。
お茶のラベルならお茶を入れる、2ちゃんねる創業者の「ひろゆきさん」もお金をかけずによくしていたノウハウです。

衛生の問題もあるので、ある程度汚れが落ちなくなってきたら処分して新しいペットボトルを買って使う、それだけでも浮きそうですね。

お勧めはこうして浮かしたお金で水筒を買っちゃうことだけどね。就労した後も役に立つシーンはすごい多いしね。
昼食
毎日コンビニで600〜700円。1か月で1.2〜1.5万円。
“買う日”を固定して上限を決める。
他の日はおにぎり+タンパク質の超シンプル構成で必要な栄養を摂るようにしましょう。
(プロテインバーというよりは、鶏肉系のスティックがコンビニだと便利です)
見学で冷蔵庫・レンジの有無だけは確認しておこう。

場所によっては給湯ポットがあるから、カップ麺なんかも食べれる場合もある。設備は要チェック項目です。
交通
片道×往復×日数。計算してみるとびっくりされるかと思います。
回数券・定期・時間帯で最適化できないか支援員に相談。自治体の助成があることも。

自治体によっては、障害者手帳で交通費の助成を出しているからそれでやってくれと言われるケースもあります。
最終確認
小さなチェック
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水筒は毎日?
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“買う日”は決めた?
(就労支援は長期的に利用する人が多いので、一か月そこらで障害者求人にありつけると思わない方がいいです) -
冷蔵庫・レンジの可否は聞いた?
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補食は家に常備してある?
できていない項目が“今週の伸びしろ”。責めるところじゃない。直せるポイントが見えたって思うようにしましょう。
今日気づけたことが、いざという時に困る、予想外のことでテンパることを避けられます。
初週で赤字を止める“1週間リセット表”(コピペでOK)
使い方——3つだけ守って
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購入デーを固定(例:火・金)。各日上限600円。
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それ以外は作り置き or おにぎり+タンパク質。迷わない。
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水筒は毎日。粉末は家で入れる。自販機は“非常時のみ”。
※自炊が出来ない人はヘルパーを活用して、作り置きや保存食のノウハウを学ぶのもありです。
1週間の例(平日5日)
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月:おにぎり2+ゆで卵/水筒/回数券
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火(購入デー):サラダ+スープ(上限600円)/水筒
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水:作り置き丼(鶏むね+冷凍野菜)/水筒
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木:おにぎり1+プロテイン+バナナ/水筒
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金(購入デー):惣菜パン+ヨーグルト(上限600円)/水筒
週予算めやす:まず普段の出資を見直して、食費として割り当てられる部分を調べてみましょう。
※場合によっては、通所することで冷暖房代などが浮いて、それを食費や必要物の購入に充てられる可能性もあります。
体調や持病がある人は無理をしないで。主治医や支援員と相談しつつ、自分に合う量へ“微調整”してください。
支給あり?なし?——昼食パターン別の配分
支給あり(毎日 or 週◯回)
昼食にかかるお金が少ないぶん、補食を充実。
例:週3,000円 → 飲み物0/補食1,000/交通2,000。
支給なし
購入デー固定+作り置きが命綱。
例:週3,000円 → 昼食1,800(購入2回1,200+作り置き材料600)/飲み物0/交通1,200。

絶対に発生する経費、これをまずはっきりさせて。少しでも抑えられるところがないかどうか?を考えてみよう。
宅配食を利用してて、固定費がかかるならもっと安いところを探すなど工夫の余地はあります。
条件付き支給(講座日だけ等)
週間スケジュールに上書き。支給日の補食は軽めに振替。
見学で必ず聞くこと(メモでOK)
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支給の頻度・量・追加料金
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水筒・持込・冷蔵庫・電子レンジは使える?
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買い出しルール(外出可/時間/購入場所)
「節約」じゃなく「最適化」で続ける
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前夜10分:水筒+補食+主食をセット。
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週末30分:タンパク質1品+野菜1品だけ作り置き。2品で十分。
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購入デー:レシートを持ち帰って、記録するだけ。
よくある失敗は、我慢のしすぎ。
午後にふらふら→コンビニでドカ買い。これが一番高い。
少量を2回に分けて入れるだけで、暴走は起きにくい。
相談していい。あなたの課題は“普通の課題”だよ
事業所の生活カリキュラムは、家計・食事・交通も相談していい場所。恥じゃない。
支援員は、助成・割引・回数券の選び方を知っている。
「お金が苦しい」は、通所初月の“あるある”。あなた一人の問題じゃない。
障がいのある方への就労移行支援【パーソルチャレンジ・ミラトレ】
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よくある質問
Q:一日一食のまま通所できますか?
A:活動量が増えると失速しやすい。まずは少量×2回を試して、“倒れないライン”を見つけよう。
※そもそも最初からフルでの通所を考えずに、まずは提案を受けながら2~3日のリズムから始めるのもありです。働いてみて、食事の変化を見てみましょう。
始め方のコツは過去記事の体験談から見てみると、イメージをしやすいかと思われます。

Q:弁当づくりがしんどいです。
A:購入デーを固定して上限を決める。他の日はおにぎり+タンパク質の2アイテムでOK。
この記事は単身者を想定して、書いてます。そのため、生活能力がほとんど失われていたり。人によっては自炊に必要な道具すらない場合があります。
その場合は、ヘルパー、冷凍宅配の食事をうまく活用して詰め替えて弁当にしたり、おかずの足しにして固定費を固定するという手もあります。
本格冷凍弁当のお試しセット
今は栄養価も計算され、味も価格も各社が競い合って高品質な宅配冷凍弁当が多くあります。
電子レンジであたためて、容器に詰め替えて持っていくのもいいですし、栄養面で妥協しない事も就労に結びつく近道となります。![]()

冷凍のまま持ち込んで、レンジが使えるならあたためて。あとはおにぎりと一緒に食べるなんてテクニックもありだ。
Q:(支給のあるところ)支給ランチで足りません。
A:補食を足して“合計で満たす”。ナッツ・ヨーグルト・卵など、噛む手間が少ないものを。
まとめ|迷いを減らせば、お金は守れる。体力も戻る
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水筒/購入デー固定/作り置き2品——この3つで十分。
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“失速しない食べ方”を体に合わせて微調整。
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うまくいかない日があっても大丈夫。設計を少し直せば、また回り出す。
今日から始めよう。あなたの生活は、あなたが設計していい。
色々計画するなら、カリキュラムでお金に関するテーマ―を経験してからの方がいいかもしれません。
高確率でケースワーカーなどはお金に関してはあてにならないので、相談支援員やグループホームの管理者、就労移行支援のスタッフに相談しましょう。

正直、これが難しいのなら……まだ移行支援に入れる段階にない!として、B型作業所から始めるべきだと思う

送迎、昼食、賃金、確かに働くための道具をそろえる収益を得やすいというメリットはありますね……。

それもあるけど、身体が慣れてないしやりくりにもなれてないじゃ、我々発達には結構ハードルがあるのよね。
環境の変化や境遇の変化って、一番精神と発達に影響があるからね
過去記事でB型作業所を選ぶコツを書いてる記事があるので、就労移行支援は厳しい・比較したいと感じた方はこちらをご覧ください。



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